フリーランス用の求人サイトなどを見ていると、Javaの案件が少なくなってきたと印象を抱く方もいらっしゃるかと思います。
確かに近年Javaに比べてそれ以外の言語の案件が目立つようになってきました。それにはあまり知られていない真実が隠されています
フリーランスとして生き残るためには、それら業界の潮目をきちんと把握しておく必要があります。
今回はそんなJavaについて、今後の需要や将来性について見ていきましょう。

 

 

1.Javaの案件は減っている?

近年求人サイトでは様々な言語が軒を連ね、Javaの影が薄いように感じますが、本当にJavaの案件は減ってきているのでしょうか?
HRog( https://hrog.net/ )の「HRogプログラミング言語別求人給与額ランキング」によると、Javaの求人掲載件数は以下の通りです。

 

2015年:3,623件
2016年:3,170件
2017年:2,463件

 

Javaの掲載件数は、他の言語に比べれば群を抜いて多くあります。しかし3年間の推移を見てみると、緩やかな減少傾向にあることがわかります。
しかし、この数以上に減っている印象を持っていないでしょうか?
これにはカラクリがあります。中規模程度のJavaシステムはその他の言語に取って変わりつつあります。
しかし、その分スマートフォンの普及により、Androidアプリの開発が増えてきました。AndroidにはJavaが利用されていますが、求人には「Java」とは明記されておりません。
それにより、見た目上Javaの案件が減っているように見えるのです。

 

 

2.Javaの今後の展望

 

これまでで実際の印象ほど案件が減っていないことがわかりました。
それでは今後Javaはどうなっていくのでしょうか。次にJavaの今後の展望について見てみましょう。

 

2-1.Javaの需要は今後続くの?

 

中規模程度のJavaシステムは他の言語に移り変わってきていますが、その分Androidの開発が増えており、見た目ほどJavaの案件は減っていません。とはいえ実際緩やかな減少傾向にあるのも確かです。
近年RubyやPythonなど、魅力的な言語が台頭してきています。先進的な開発にはそれら言語が利用されるケースが多くあります。
しかし、Javaは他の言語に比べて圧倒的に安定的に利用できます。その特性から、大規模システムでは今後も需要は高いままであると予想されます。
また、現存する大規模システムも、Javaを利用しているケースが多くあります。それらのシステム更新を別の言語に書き換えるとなると非常にコストがかかってしまうものです。
費用対効果を考えると引き続き、Javaを利用することを選択するため、需要としては大きくは変わらないでしょう。

 

 

2-2.Javaの将来性は?

 

それではJavaの将来性についてはいかがでしょうか。
Javaはまだまだ市場の需要としてはあります。
特にAndroidで利用されているということが非常に大きいです。スマートフォンの領域では日本ではiOSのシェアが勝っていますが、世界レベルではAndroidが圧倒的なシェアを誇っています。
もちろん過去のJavaシステムの更新案件も残り続けますが、このAndroidでの開発案件が今後伸びていくでしょう。

 

 

2-3.Javaエンジニアに今後求められるスキルは?

 

今後はAndroidアプリの開発の需要が高くなっていきます。Javaのシステム開発よりもAndroidアプリのシステム開発に照準を合わせた方がよいでしょう。
Androidアプリは、企業向けを除きマルチプラットフォーム、つまりiOSでの利用も求められます。
システム開発においては、一つの設計書を元にAndroidアプリとiOSアプリの2種類の開発を行うこととなるでしょう。
そこでiOSでの開発スキルの習得をおすすめします。AndroidとiOSの両方の開発が可能ということは、市場では強くアピールできます。
また、設計フェーズにおいてもAndroidとiOS両方の挙動を考慮した設計を行う必要があるため、両方の開発スキルは必須となってきます。
このように、今後はJavaシステムよりも、Androidシステム開発を意識して行動することをおすすめします。

 

 

3.まとめ

 

Java案件は、まだまだ業界1位の案件数を誇りながらも、案件数はゆるやかな減少傾向にあります。
その理由としては他言語の台頭もありますが、Androidアプリの案件が増えていくことで純粋なJava案件が減っているように見えていることです。
JavaはAndroidで活用されていることから、まだまだ将来性のあるプログラミング言語です。
今後はiOSとの同時開発が行われるケースが増えてくるため、iOSの開発もできるようにすることで市場に強くアピールできるようになるでしょう。
Javaのエンジニアの方はぜひ参考にしてください。